花粉症も・・・治ります
お正月が過ぎ、年始の仕事に多忙な方も多いと思います。
一昨日の東京の昼は春?と思うくらいの陽気でした。
そろそろ、早い方は花粉症の症状が出始める季節になりましたね。
今まで大丈夫だったのに、急に花粉症デビューという方も・・・。
たいていの方は、抗ヒスタミン薬をのんで症状をなんとか抑える、あるいは早めに服用してひどくならないよう備える・・・といった治療を受けます。
またステロイド剤を使用する場合もあります。
それらが保険適応による標準的治療法だからです。
花粉症は症状はつらいですが、一見、命に関わるような深刻な病気ではないといったイメージがあるかもしれません。
でも私はこれまで診療を続けてきた中で、がんをはじめとした様々な疾患を患っている方にかなりの割合で花粉症をお持ちの方がいる印象を受けています。
また、花粉症以外には病気といった病気がない方でも、慢性疲労、記憶力低下などの頭のパフォーマンス低下、不妊や月経関連の問題、自律神経障害などといった問題を持たれている方は本当に多く見受けられます。
当クリニックではもちろん、保険適応の治療が希望の方には薬を処方します。
その一方で、花粉症(アレルギー性鼻炎)は根本的に治療を行えば完全に治して、あのつらい症状と縁を切ることができる疾患の一つです。(以前、ブログで触れましたが、花粉は本当の犯人ではなく、誘因なのです)
さらには、花粉症の症状だけでなく、慢性的なほかの症状、
たとえば、月経関連の問題(PMSや生理痛など)や様々な自律神経症状も芋づる式に改善することが多いです。
なぜなら・・・
花粉症を起こす背景には、体の炎症や異変を元にもどすために必要な副腎の機能が低下している「副腎疲労」という病態が潜んでいることが多く、
その「副腎疲労」の原因となるものは全て要因となりうるからです。
今までのブログでいろいろと触れてきましたが、その主な要因は、腸内環境や食事、脊椎のゆがみ、化学物質、カビ、遺伝子等々・・・
中には食事の内容を抜本的に変えることで治ったケースもあります。
え?食事で治るの・・・?
とよく聞かれますが、花粉症は特に食事への反応性が良いです。
ただし、「バランスよく!」とか「和食を中心に・・・」などといったなんとなく漠然とした方法では効果を得るのは難しいです。
体の炎症、腸内環境を改善し、副腎、自律神経の機能とバランスを取り戻すことに焦点をあてた個別の食事療法を処方します。
ただ、花粉症以外にケアすべき疾患や症状をお持ちの場合は、花粉症といえども食事療法だけで完全に治すのは困難な場合もあります。
前述の「副腎疲労」の度合いや要因の大きさには個人差があるからです。
それでも、花粉症のみならず、アトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー、アレルギー以外の慢性疾患を治していく際に食事療法は必要不可欠な条件の一つには間違いありません。
◆これまでの当院の主な花粉症根本治療
(効果があった治療法には個人差があります)
1. 食事療法のみ
2. 食事療法+腸内環境検査/IgGアレルギーに基づく治療
→これには、ビタミンDなどのサプリメントによる治療も含まれます
3. 脊椎調整治療のみ
4. 上記3つを総合的に行ったケース
5. その他(口呼吸改善のための治療・鼻腔内抗菌治療・その他)
根本治療というと時間がかかるイメージですが、そんなことはありません。
早いケースだと、10月~食事療法を開始して、例年なら1月から症状が出るのに、全く出なくなったという方も。
平均的には花粉症シーズンの少なくとも半年前から必要な根本治療を行えば
かなり良い結果が出ています。
花粉症・・・なんとなく一生つきあうのか・・・と思い込まされているとしたら・・・
どのような治療法をとるかの選択はとても大事と思います。
花粉症治療のご案内
花粉症治療 のページをご覧ください。