副腎疲労治療
副腎疲労(アドレナルファティーグAdrenal Fatigue)とは
私たちは、日々多様なストレスに対応しながら生きています。
副腎から分泌されるストレスホルモン(コルチゾール)は生命の維持、ストレスへの対応のために無くてはならないホルモンですが、ストレスに対して必要なコルチゾールを副腎が十分に分泌できなくなった状態を“副腎疲労”(アドレナルファティーグ)といいます。
通常コルチゾールは、午前中高く、午後~夜にかけて低くなる日内変動がありますが、副腎が疲労しコルチゾールを十分に分泌できなくなると、量が不足するだけでなく日内リズムも保てなくなり、下記のような症状が慢性的に続くようになります。
うつ病や自律神経失調症、アトピー性皮膚炎、PMS・PMDDなどの診断を受けられている方や、不妊症で悩まれている方も、その背景に副腎疲労が関係している場合が少なくありません。
また最近では、『新型コロナウイルス感染症の後遺症』のひとつとして、慢性疲労が治らないという方も増えています。
副腎疲労による代表的な症状・病名
- だるい/朝起きるのがつらい
- 夜中に目が覚める/寝つきが悪い
- 頭がぼうっとする/記憶・判断力低下
- じんましん/アトピー
- 甘いもの・塩辛い味・カフェインを欲する
- 月経不順/PMS/PMDD
- 性欲減退
- 喘息
- 下痢・便秘・過敏性腸症候群
副腎疲労の主な要因・悪化因子(一部掲載)
- 過労・精神的ストレス
- ウイルス、細菌などによる感染症
- 腸内環境・栄養不足
- 脊椎のゆがみなどによる自律神経障害
- カビ毒・重金属・化学物質など有害物質の蓄積
- 遺伝子的要因
主な検査項目
当院での副腎疲労の診療は全て、米国の先端医療によるエビデンスに基づいた検査・治療となっております。治療殆どが米国の一流検査機関に依頼する特殊検査です。
- 副腎ホルモン分泌評価検査(同時に性ホルモン・睡眠ホルモンバランス等も測定)
- 副腎疲労の根本原因に関する各種検査⇒患者様の状態により優先的に必要な検査や治療は診療を進めながら専門医師が最善の方法を随時ご提案させて頂きます。
- 血液検査(国内依頼)
検査後の治療について
【根本治療】 それぞれの患者様の環境、ライフスタイル、各検査結果を総合的に判断し、それぞれの方に応じた治療方針をご提案します。 根本治療の内容にもよりますが、だるくて何もできないような状態の方でも、約3ヶ月以内にはだるさや、上記の各症状が明らかに改善したことを体感される方が殆どです。
【補充療法】 お仕事や環境によっては、初期からパフォーマンスを改善しなければならないケースもあります。このような場合には最低限の検査を行って頂いたうえで、取り急ぎ必要な副腎ホルモンなどの補充を行いながら、その他の根本治療や検査などについて進める方法も可能です。
診療費について
副腎疲労外来診療 【初診】30分 10,000円 / 延長5分毎 2,000円 【再診】5分毎 2,000円 ※血液検査、サプリメントは別途費用となります。
お問い合わせ・初診・再診のご予約
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