アレルギーの正体とは・・・PartII
真夏の中にも、時には秋が感じられる日が出てきました。
今年の夏はさすがにバテた!という方も多いのではないでしょうか。
さて、4月にアレルギーの正体・・・PartIでアレルギーの原因には色々な経路があるということをご紹介しました。
今日は、その続編です。
アレルギーには、保険で検査できる早いタイプのアレルギー(検査でIgE抗体が上昇)と、それ以外のタイプがあるということでしたね。
そして実際に、アレルギーをもっていても、保険適応の検査では明らかな異常が見つからないことも多々あり、原因を知りたい!と来院される方も少なくありません。
では、早いタイプのアレルギーでなければ、遅いタイプのアレルギー?
それに対する答えは、ある意味ではyesですが、正確には、それだけではないという答えになります。
もちろん遅延型アレルギーと呼ぶことの多い、IgG食物アレルギー検査をすると何らかの食品に対する抗体が上昇していることもあります。
これは国内では行っていませんので、院内で血液検査をして海外の検査機関に委託して行います。
これも大変有用な検査ですが、中にはこの検査でも明らかな結果が得られない場合もあります。
また、何かの食品に対して結果が得られたとしても、その食品を除去しただけで、必ずしもアレルギー症状が治まるというわけではありません。
それはなぜでしょうか・・・?
もちろん、IgGアレルギー検査で抗体が上昇していた食品に関しては、症状が改善するまでの間、その食品を除去をすることで、治療の相乗効果が高まります。
しかし、アレルギーの根本原因として絶対に無視できないのが、「腸内環境」と「副腎」なのです。
そして、意外と思われるかもしれませんが、「背骨のゆがみ」、この治療も当院ではアレルギーの治療において大きな成果をあげています。
今までのブログでも腸内環境や副腎、脊椎については取り上げてきましたが、
アレルギーだけではなく、我々人類が長い歴史の中で奮闘し続けている多くの病気の原因と治療において、これらの要素は絶対に欠かせないものなのです。
アレルギー → その正体は「炎症」であり、その炎症を引き起こすあらゆる原因はアレルギーの原因となりえます。そして、それらの原因に共通することは、必ず自律神経への悪影響を引き起こしてしまうということです。
当院では、アレルギーの根本治療を希望される方には必ず、腸内環境治療と食事・栄養療法をおすすめしています。
さらに、もっと治療効果を高めたいという方には、脊椎調整治療を行う場合も少なくありません。
そのほかに、外部環境や就労、メンタルストレスなども必要な方には治療や調整をおこないます。
これらの治療により、「副腎疲労」も回復し、それがアレルギーの改善にもつながっていくのです。
ステロイドで皮膚が薄くなったり、色素沈着したりして、もう使いたくないけれど頼らざるを得ない、というジレンマに陥り、相談に来られる方も多いですが、思い切って根本治療に取り組まれると、結果はそう遅くならずに現れます。
あるいは、今まで何ともなかったのに、急にじんましんができるようになって・・・どういうことなのか不安・・・という方も増えています。
次回は、私が今までで印象的だった治療経験をご紹介したいと思います。