~がまんしないダイエット~正月太りも撃退!
報われないダイエットの悪循環
お正月のあまり嬉しくない産物といえば、おなかやあごの脂肪、、、という方もいらっしゃるのではと思います。
年末年始あけに限らず、ダイエットに励む方の中には、結果がなかなか出ない、またリバウンドか~などと、
努力のわりに報われない思いをしている方もいると思います。
私も医学生になったばかりの、今より15キロ太っていたころは、できるだけカロリーのないものを食べたり(最近はそんなダイエットをする方も減っているかもしれませんね)、ドラッグストアで脂肪を燃焼!というふれこみの不思議なタブレットを買ってみたり、
色々試しては失敗していました。
その弊害の一つに、3年ほど生理が止まる!という現象がおき、今思えばなんということをしていたのだと後悔しています。
医師になってからも飲んで帰って、アイスを1夜で10個ぺろっと食べてしまったり・・・
そりゃ太りますよね。
カロリー計算の落とし穴
カロリーっていったい何でしょうか?
未だに従来の栄養学ではカロリーを重視しています。
糖尿病などの生活習慣病に対しても、カロリーを重視して栄養指導がなされます。
でも、糖尿病患者の数もダイエットに成功しない方の数もはいっこうに減りません(某グループでは、個人差や持続期間の差はあれ、やせる人も出ていますが・・・)
実はカロリー計算というものは実態があってないようなものなのです。
もちろんとても高カロリーのものを食べ続ければ当然、太るリスクは上がります。
またアスリートの体を維持するための食事を組み立てる際に関してなどは例外とした方がいい場合もあります。
しかし、我々が普段食べる程度の量の範囲で、いたずらにカロリー制限に気をとられ、
その内容や質、食べ方、タイミング、そして何よりも個人の消化力などを重要視しないことの方が
かえってダイエットの落とし穴となってしまうのです。
それに、かつての私のように、いたずらにカロリーを制限すると、生理が止まってしまう!という
危機的な状況にも陥りかねません。
生理がとまってないから大丈夫・・・・と思われた方もいるかもしれませんね?
実は、カロリー制限によって起きる弊害は生理だけではありません。
皆さんの大嫌いな「リバウンド」
これもカロリーにとらわれすぎると、ついて回る、切りたくても切れないダイエットの課題の一つです。
カロリーのことを忘れましょう!
「えーっ」と思われていますか???
この医者、大丈夫?とも・・・?
まずは、一点。私が証明です。
上記のようにカロリー地獄に陥っていたときは、全く痩せない。
今は、当時からしたらほんとに気にしないで好きなように食べています。
(といっても、いい体重を苦労せず維持するための法則があるのでまた今後のブログにて)
ただ、これだけは言えます。
「がまんしない」!!!
これっていい響きじゃないですか?
人生、がまんすることが多すぎて、食べることぐらい・・・ってね。
そんなうまいことってあるの?
そう、あります。ただ、医学的にちゃんとした体の仕組みにそった
賢いやり方があるのです。
さらには、「がまん」することは、人にとって「ストレス」ですので、
そのストレスがまた自律神経を介して痩せにくい体を作ってしまうという悪循環を広げていきます。
甘いものの好きなあなた・・・
私もかつては、大学病院勤務で、朝はお団子やケーキとお茶などを食べて出勤してました。
患者さんからの差し入れも、好きなものは必ずキープ!
当直でも甘いものは手放せませんでした。
確実に脂肪を燃やすための道
でも今は、あれだけ欲していた甘いものを殆ど体(というより頭かも)が欲しないのです。
欲しいものをたべないようにするから、「がまん」しなければならないですが、
欲しくないなら、食べなくても「がまん」ではないですね。
同様に当クリニックでダイエット外来を受診される方は、治療が進むにつれて、甘いものを欲するスコアがどんどん減っていきます。
もちろん、食事の指導では、カロリー制限のお話は一切しません。
また、甘いものをやめましょうとも言いません。なぜなら、甘いものををやめること自体、何も治療していないので
不可能だからです。
何日かはできるでしょう、「がまん」すれば。
でも、人のがまんはそうは続けられません。
がまんなどストレスがたまることをせず、本来あるべき状態に体を治療・調整してあげると、人はその本来の機能を維持するために細胞の営み(代謝)が著しく改善してきます。
どんな治療や調整が必要か?
それはいくつかの要因がありますが、人によって異なります。
検査によって、関連している原因、要因を診断し、必要な治療を効果的に行うことで
脂肪が効果的に燃焼してくれ、リバウンドとは無縁のダイエットが実現するのです。
エミーナジョイクリニック銀座