ご自身も「無症状キャリア」の可能性も・・・!?
だれが感染しているのか?がわからない不安
ついに東京都の感染(発見者)数が過去最大となりました。
日々発表されている数は、限られた件数の検査を行ったうちの陽性者数ですから、東京都の人口を考えただけでも
発見されていない感染者、特に「無症状キャリア」がかなりの数になることが予測されます。
特に、「無症状キャリア」は、何の症状も出ないため、熱も上がらず、いつもどおり「元気」なので、
まさか自分が感染しているとは思わず、仕事や人との会食をし、気づかない間にウイルスを出して人に感染させる恐れがある人のことをいいます。
実は、検査をせずに陽性か陰性なのかが不明な場合、ご自身も含め誰でも感染している可能性が否定できない、つまり
元気=感染していない ということではないのです。
すなわち、その不安がパニック寸前のような状態に陥らせ、混乱を招いていることは否めないと思います。
PCR・抗原検査の盲点
では無症状の場合、どうしたら自分がウイルスに感染しているかどうかがわかるのでしょうか?
PCRや抗原検査はウイルス自体に対する検査のため、陽性となった場合には、ウイルスがその時点で存在することになります。
しかし、「陰性」となった場合、必ずしも感染していないという確証にはなりません。
PCRや抗原検査は発症後1週間以降は検出感度が落ちてしまうという盲点があります。
さらに無症状の場合、症状のあるケースと比べて、検出感度が高い期間に検査ができる確率は減ります。
さらにコスト面でも、無症状者に対しては保険適応にならないため、実費で2~4万円という費用がかかってしまいます。
無症状キャリアに対するIgM抗体検査の重要性
一方、抗体検査はPCRや抗原検査の感度が低下する時期から逆に検出感度が上がってきますので、
これらの点を踏まえ、当院では5月から「無症状」の希望者を対象に抗体検査を開始し、現在は約5%の頻度でIgM抗体陽性者が検出されています。
その殆どがビジネスマンや主婦の方、オフィスで働く女性などで、陽性になった方はみな「どこで感染したのか全くわからない!」
とショックを受けられています。
注1)IgM抗体:発症後5~7日目以降に高値となり、ウイルスを排出しているリスクが高いと考えられます。
注2)抗体検査キットの感度(94~95%)
注3)当院での抗体検査の費用:1回8000円~10000円(希望回数、お申込み人数などにより変わります)
新型コロナウイルスの特徴
そうはいうけど、10日もすれば人にうつすリスクも減るんでしょ!
と思われている方もおられるかもしれません。
実は、米国のデータで「PCR陰性になった後1~2か月もIgM抗体陽性が続きウイルスを出し続けている」ケースが少なくないことが報告されています。
また、東大でも感染者の一部でIgM抗体が1~3か月も続き、ウイルスを排出している危険性が高い
というデータが発表されています。
また、感染してもIgG抗体ができない、すなわち免疫ができず、また感染するリスクを持ち続ける!というケースも少なくないことが国内外で報告されています。
当院ではこのような状況から、一人でも多くの方々が積極的に検査を受けられることによって、
安心と安全を取り戻していただくこと、
のような活動が広がり、感染拡大を防止することにつながっていくことを願い、日々抗体検査を実施しています。
エミーナジョイクリニック銀座
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