脳が機能を取り戻す!!!
23日(土)にとても興味深いセミナーに参加してきました。
「脳障害児の機能獲得・機能回復を求めて」講師:ジャネット・ドーマン女史(写真左)
The Institute for the Achevement of human Potential
http://mainichi.jp/articles/20160123/mog/00m/040/004000c
この研究所は、60年前から障害のある子供たちの研究と治療に取り組んできた実績を持っています。
かなり衝撃的だったことは、盲目の子供や青年に対して、「懐中電灯の光をあて続ける」ことで
83%の人が視力を取り戻したという報告でした。
その他にも、脳の障害で聴覚がなかった方(8ヶ月~22歳)も、聴覚刺激とその他の総合的な治療で84%が聞こえるようになり、
全身麻痺があっても、40~60%が腹ばいや高ばいで移動ができるまでになった、52%が歩行可能になった 等々・・・
通常の医療現場であれば、寝たきりや療育しか方法がないケースが殆どですが、
そういう方たちに対して、五感を通した有効な刺激を与え続け、食や栄養、体の内外の環境を整えつつ
脳の機能を取り戻す、あるいは獲得するというまぎれもない実績が積み重ねられ続けていることを知り、
本当に感慨深い一日でした。
脳細胞は、再生する!ということを知識としては知っていても、実際の臨床で様々なノウハウを実践しながら結果を出している・・・
脳に障害のある方だけでなく、こういった脳の実際は自分の脳や行動の成長、あるいは人との関わりの中にも応用できることなのだなあ、、、とか
こんなところが日本にも作れたらいいな、と心から思いつつ、みぞれが降る中を帰りながらも、寒さも感じずに、ほっと一息、コーヒー・・・のひと時でした。