更年期症状
Q.更年期症状があり、ホルモン剤を内服していますが飲み続けても大丈夫でしょうか?
保険で処方されるホルモン剤は、体内で作られる女性ホルモンとは化学的構造が異なるため、女性ホルモンの代謝に悪影響を及ぼし、毒性(発がん性の高い)女性ホルモンが増加するなど気づかないうちに多くの障害を起こす原因となります。米国では、かつて大規模なヒトでの研究がやむを得ず中止になったほどです。
当クリニックでは、更年期症状で来院される方が多くいらっしゃいますが、たいていは脊椎調整治療単独あるいは副腎疲労の治療を併行することで改善される場合が多いです。更年期による症状は自律神経症状ですが女性の方々は年齢的に・・・と判断されホルモン剤を開始されるケースが多いようです。色々なリスクを知って頂くことは大変重要なことと思います。
Q.ナチュラルホルモン補充を受けたいのですが・・・
当クリニックでは、ナチュラルホルモン(体内の構造と同じ性ホルモン)でさえ、慎重に検討して使用します。というのも、女性ホルモンが低下していても、その背景に副腎疲労が原因となっていることが少なくないからです。また、やみくもにホルモンを補充すると、発がん性のある代謝物が増えるというリスクもあります。従って、海外に委託するホルモン代謝検査により副腎疲労の程度や各種性ホルモンの代謝物の解析を行い、場合によっては治療などを経て多様なリスクを減らしたうえで、必要な場合にのみ慎重に補充をします。
Q.40代後半から顔のほてり(ホットフラッシュ)が始まり、ホルモン補充や漢方薬を続けていますがまだ症状が続いています。更年期障害以外に原因があるのでしょうか?
女性ホルモンは卵巣で作られますが、閉経後は卵巣に代わり副腎で産生されるようになります。ところが副腎で十分な女性ホルモンが産生されないと更年期症状が出やすくなります。従って、副腎の負担を軽減し、より女性ホルモンを作りやすい体にしてあげることが大切です。そのための根本治療を、個々の方に応じてご提案致します。
また、自律神経バランスも関係していますので、前述したような自律神経に関する根本的治療も含まれます。