アトピー性皮膚炎の治療について
厚生労働省の情報によると、日本人のアトピー性皮膚炎の総患者数は推計456,000人にものぼるといわれています。
皮膚の「湿疹」や「かゆみ」が良くなったり悪くなったりを繰り返すアトピー性皮膚炎の治療には、ステロイド外用薬が処方されるのが一般的です。
ステロイド外用薬には強さのランクがあり、部位・皮疹の重症度に合わせて使い分ける必要があります。
アレルギー症状を強力に押さえ込むことが主たる作用であり、湿疹治療に対して非常に有効な薬ですが、必要以上に強いものを長期に使っていると皮膚細胞の増殖が抑制されて皮膚が薄くなってくる、ステロイドの使用を辞めてしまうと湿疹やかゆみが再発するのでいつまでたってもステロイドがやめられないといったデメリットもあります。
当クリニックでは、アトピー性皮膚炎に対して、特にご希望がない限りステロイド外用薬は処方致しておりません。その理由は、ステロイドではアトピー性皮膚炎の根本的な治療ができないためです。
ただし、内服薬は状況に応じて根本治療の効果が出るまでの間、必要な期間のみ副作用が出ない量で使用する場合もあります。なぜなら、かゆみがひどすぎると、根本治療の選択や取り組みがうまくいかない場合が少なくないからです。
アトピー性皮膚炎の本当の原因に対する治療には、欧米の精度の高い検査機関に依頼する各種バイオロジカル検査を活用することで、個人個人に合った腸内環境改善、食事療法、副腎疲労の改善、スキンケア指導等を行っています。
アトピー性皮膚炎治療のご案内
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