てんかん発作!? もしかしたら低血糖症の場合も・・・
先日の大変な事故の記憶もまだ新しい頃です。事故の原因は、てんかん発作だったのか、居眠りだったのか、あるいはその他の原因かどうかはわかりません。ただ、実は一般的な医療現場では、「低血糖症」があっても、てんかん発作、うつ病、統合失調症などと診断されていることが少なくありません。
千葉の低血糖症専門のマリアクリニックでは、他院で統合失調症と診断された128名のうち90%以上の方が機能性低血糖症であったというデータが公表されています。また当クリニックでは統合失調症よりも色々な自律神経症状を主訴に受診される方が多いのですが、かなりの確率で低血糖症が背景にある方が少なくなく、検査・治療を行っています。
このように、機能性低血糖症が診断されにくい理由として、
1)低血糖症がアドレナリン過剰などのホルモンバランス異常を起こし、様々な精神症状や自律神経症状が出る。
2)機能性低血糖症は保険適応疾患でないため、診断・治療を行える医師が限られている。
などがあります。
アメリカではだいぶ前に、交通事故を起こした人のなかで、低血糖症による居眠りが原因になっているケースがあまりにも多いことが問題になりました。
なんだか最近、疲れやすい、イライラしやすい、甘いものが食べたい・・・などの症状が気になる場合は、低血糖症の可能性もあるかもしれません。
低血糖症治療のご案内
詳しくは 低血糖症治療 をご覧ください。