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~低血糖~その背後にあるものとは・・・

春が待ち遠しいこの頃ですが、クリニックの窓辺で育てていたヒヤシンスが咲いてくれました。香りが、診察室全体に広がって、とても優しい気分になります。

 

さて、数年前と比べると「低血糖」という言葉がだいぶポピュラーになってきたように感じます。

残念ながら、「機能性低血糖症」は未だに保険が適応されないため、診察から治療に至るまですべて自己負担となってしまいますが、自分は低血糖ではないか?というご相談が1年を通して耐えません。

中には、炭水化物を減らしてみたが、あまり大きな改善にはつながっていないという方や、検査をした結果、色々なサプリメントを処方されて1~2年続けたが効果がなかなか得られない・・・というケースも少なくありません。

 

低血糖症によって引き起こされる現象を少し平たく表現すると、「細胞のエネルギー欠乏状態」ともいえるのではないかと思います。

従って、低血糖症を治療するうえで大切なことは、最終的に細胞に栄養がしっかり届きそれを燃料に細胞がエネルギーを作り出すことができる状態を作ってあげること・・・

単純なように見えますが、実はこのエネルギーをしっかり作るということに様々な工程が関わっていて、何が欠けても困るというくらい緻密にできています。

低血糖症を引き起こす主な要因として、
食事要因、腸内環境の悪化、過労・ストレス、不健康なダイエット、重金属や化学物質 などなどです。

またそれに拍車をかけているのが、スマホ・PCなど電子機器画面、背骨のゆがみによる自律神経障害などです。

これらの要因が長期間続くことによって、副腎から分泌される、血糖値を上げるホルモンの量も減ってしまい、血糖値のバランスを保てなくなってしまうので、いわゆる「副腎疲労」が低血糖の背景にあることが少なくありません。

従って、低血糖症治療は、人それぞれに応じて行うことが基本ですが、腸内環境の治療や食事栄養療法、生活上のアドバイス、心身のストレスマネージメント(就労環境も含む)、ミトコンドリアのサポート等は大変重要です。また当院では、治療の相乗効果を高めるため脊椎調整治療も可能な方には行っています。

重金属のデトックスも検査のうえで、体が対応できる状態になった時点で開始する(もちろん、カウンセリングの上希望の方のみ)ようにしています。

あと、一点。低血糖症による症状は、自律神経の様々な症状なので、
人によっては、疲れているせい?更年期のせい?年齢のせい?などと思ってあまり気にされていない方もいらっしゃるかもしれません。

 

最近、頭のパフォーマンスがおちたなかな?とか、物忘れが増えた・・・、だるい・・イライラしがち、夜中に目が覚めるようになった、などの症状ももしかしたら低血糖症の兆しかもしれませんので、専門医に相談されてみても良いのでは・・・

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